GPU サービスのストレージタイプ
GPU サービスのストレージタイプでは、GPU サービスインスタンス用の共有ファイルシステムストレージバックエンド(NFS または S3)を定義できます。
管理者は複数の Kubernetes クラスターにまたがるストレージ定義を管理できます。定義したストレージタイプは、GPU サービスのストレージの作成時に選択できます。
内部的には、各ストレージタイプは対象クラスター上の Kubernetes StorageClass として実現されます。
ストレージタイプの閲覧
GPU Service > Storage Types ページに移動すると、すべてのストレージタイプとその詳細を閲覧できます。
ストレージタイプは表示名または名前で絞り込めます。Name 列には、いずれかの値が表示されます。Name 列の並べ替えは、表示されているラベルに基づきます。
ストレージタイプの追加
Storage Types ページで Add Storage Type をクリックして、作成フォームを開きます。
Name と、必要に応じて Display Name を入力し、Type を選択します。残りの項目は、選択したタイプによって異なります。
NFS — NFS Server がエクスポートする共有をマウントします。
- NFS Server(必須):NFS Server のホスト名または IP アドレス。
- 共有パス(必須):NFS Server がエクスポートする共有パス。
- サブディレクトリ:ボリュームに使用する共有内のサブディレクトリ。空の場合は共有のルートを使用します。
- マウント権限:マウントしたディレクトリに適用する権限。
0777などを指定します。既定値は0で、NFS Server 側に設定された権限を尊重します。 - マウントオプション:NFS のマウントオプションを個別のエントリーとして追加します。既定値は
hard、vers=4、rsize=1048576、wsize=1048576、noatime、nodiratimeです。
S3 — S3 互換オブジェクトストレージのバケットをマウントします。
- エンドポイント(必須):S3 互換ストレージのエンドポイント URL。
- リージョン:該当する場合は、S3 ストレージのリージョン。
- バケット:使用するバケット名。空の場合は、
gpu-instance-pv-{id}という名前の既定のバケットを作成します。 - アクセスキー(必須):ストレージの認証に使用するアクセスキー。
- シークレットキー(必須):ストレージの認証に使用するシークレットキー。書き込み専用で、API 応答では返しません。
- Insecure:エンドポイントへの接続時に TLS/SSL 証明書の検証をスキップします。既定では無効です。
- マウントオプション:基盤となる GeeseFS ドライバーのオプションを個別のエントリーとして追加します。既定値は、多くのワークロードに適した大きなファイルへの集中的な書き込みプリセットです。
S3 ボリュームは GeeseFS でマウントされ、Mount Options は直接渡されます。アクセスパターンに合うプリセットを選択し、エンドポイントが Yandex Object Storage でない場合は、Yandex 以外の S3 互換サービスのオプションを追加してください。
一般的な GeeseFS マウントオプションのプリセット
| 用途 | マウントオプション |
|---|---|
| 大きなファイルへの集中的な書き込み(既定) | --no-checksum --memory-limit=4000 --max-flushers=32 --max-parallel-parts=32 --part-sizes=25 |
| 大きなファイルの順次読み取り | --read-ahead-large=200000 --large-read-cutoff=10240 --read-ahead-parallel=40000 --memory-limit=8000 |
| 小さなファイルのランダム読み取り | --read-ahead-small=64 --small-read-cutoff=64 --read-ahead=1024 --stat-cache-ttl=300s --entry-limit=200000 |
| 書き込みの高可用性 | --sdk-max-retries=10 --read-retry-attempts=5 --fsync-on-close --cache=/mnt/disk-cache |
| Yandex 以外の S3 互換サービス | --list-type=2 --no-specials |
必須項目を入力した後、Save をクリックしてストレージタイプを作成します。
ストレージタイプの編集
作成後に変更できるのは表示名だけです。
注記
ストレージタイプ構成のその他の項目の編集は、今後のリリースで対応する予定です。
ストレージタイプの削除
ストレージタイプの Delete をクリックして確認すると、一覧から削除されます。
警告
ストレージタイプを削除する前に、それを使用して作成したGPU サービスのストレージをすべて削除してください。

